なぜKGA IT Solutionsは社内R&Dを重視するのか
KGA IT は静岡県湖西市の小さな会社ですが、社内R&Dポートフォリオとして32テーマの研究・プロトタイピングを継続しています。中小企業向けITサポートを本業としながらなぜここまで研究するのか、と問われることがあります。答えはシンプルで、\`明日お客様に提案する技術は、今日触っていなければ語れない\`からです。
当社のR&Dはすべて内部プロトタイプ・研究目的であり、有償の顧客案件ではありません。この点は明確にお伝えしておきます。
AI領域のR&Dテーマ(12件)
AI領域では、中小企業の現場で実用化しやすいテーマを中心にプロトタイプを走らせています。
- 見積書の自動読み取りと仕訳候補の提案
- 問い合わせメールの自動分類と返信ドラフト生成
- 現場写真からの不良品検出(製造業向けプロトタイプ)
- 社内Wikiに対するRAG検索
- 会議議事録からのアクション抽出
- 手書き帳票のOCR改善
- 営業日報の要約と案件ステータス抽出
これらはKGA IT 社内での検証段階であり、内部ベンチマーク上の精度は「目安」としての数値に留めています。お客様案件に適用する際は、その業務ドメインに合わせて再学習・再評価を行います。
量子領域の研究テーマ(8件)
量子領域は実運用というより、長期の技術トレンド把握を目的とした研究です。論文フォロー、シミュレーション環境の構築、Qiskit・PennyLane等のSDKを用いた簡単なアルゴリズム実装を行っています。
- 量子アニーリングを用いた配送ルート最適化の研究
- 量子機械学習における特徴量エンコーディングの比較研究
- ポスト量子暗号(PQC)の中小企業への影響評価研究
量子技術が中小企業の日常業務に直接降りてくるのはまだ先の話ですが、KGA IT では「その日が来た時に慌てない」ための基礎知識を蓄えています。
フロンティア領域のR&Dテーマ(12件)
フロンティア領域はAI・量子以外の、少し先の技術検証です。
- エッジデバイスでの軽量LLM推論
- WebAssemblyを用いたブラウザ内データ処理
- ローカルファースト同期アーキテクチャの評価
- 自動化スクリプトのテスト戦略
- 小規模チーム向けゼロトラスト運用手順の実証
- 映像配信における低遅延化の研究
R&Dが中小企業のお客様にもたらす価値
KGA IT の研究活動は、最終的に以下の形でお客様に還元されます。
- 技術選定の精度向上: 流行りのツールではなく、触って理解した上で推奨できる
- 落とし穴の事前共有: 実際にプロトタイプで踏んだ罠をお客様の導入前に共有できる
- カスタム提案の引き出し: 既製SaaSで足りない部分に、どの程度手を入れれば良いかを具体化できる
湖西市という地域に拠点を置きつつ、最新技術の肌感を持ち続けること。これがKGA IT Solutionsが大切にしているR&Dカルチャーです。