概要
claude-mem(thedotmack/claude-mem)は、コーディングエージェントの 「毎回ゼロから始まる」 問題を解決します。エージェントの行動(ツール利用、判断、修正)を自動で記録し、AI で要約・圧縮 して、次回以降のセッションに 関連する文脈を注入 します。
もともと Claude Code 向けでしたが、現在は OpenCode、Codex、Gemini、OpenClaw、Copilot なども対応。2026年10月12日に GitHub API で確認した数字:約9万9600スター、約8700フォーク、ライセンスは Apache 2.0、2025年8月作成。10月11日には GitHub Trending で 1日500スター以上 を獲得しました。
仕組み
- ライフサイクルフック(セッション開始、プロンプト送信、ツール使用後、終了)で観察を記録
- Bun で管理される ローカルワーカー(HTTP)と Web UI で、記憶の流れをリアルタイムに表示
- SQLite(全文検索 FTS5)と Chroma によるハイブリッドなベクトル検索
- MCP による3段階検索:
searchで簡潔な索引、timelineで時系列の文脈、get_observationsで選んだ ID の詳細だけを取得。プロジェクトは 約10倍のトークン節約 をうたっています - プライバシー用タグで 機密内容を保存対象から除外 できる
インストール前の確認事項
- アカウントとクラウド: 標準のインストーラーはメールでのサインインを求め、30日間無料の ホスト型オブザーバー(CMEM Pro) を有効化します。cmem.ai への クラウド同期 もあります。ローカルのみで使うには
--providerを明示するかCLAUDE_MEM_ONLINE_OPTIN=falseを設定 - 機密データ: エージェントが見たものはすべて記憶になり得ます。コード、顧客名、ログ中の秘密情報なども。何をどこに保存してよいかを決める
- 汚染された記憶: 悪意ある内容(プロンプトインジェクション)が記憶に入ると、将来のセッションで再び現れる おそれ。Context Language Models の研究でも指摘された同じリスクです
- インストール:
npx claude-mem installかプラグインマーケットプレイスを使う。npm install -gではライブラリしか入りません
なぜ重要か
永続的な記憶はエージェントの新たな最前線です。モデル内部(Metis、CLM)でも、このような外部レイヤーでも。claude-mem は、チームが今使っているツールで今日から動く、実用的で人気のある選択肢です。
開発チームへ
- まず 機密性の低いリポジトリ でローカルモードで試す
- 記憶のポリシーを決める: 何を、どれだけの期間、誰が参照できるか
- 記憶された内容を 定期的に見直す(Web UI が便利)
- 効果を測る: タスクあたりのトークンや説明の繰り返しが減るか
出典
- GitHub, thedotmack/claude-mem: https://github.com/thedotmack/claude-mem
- Documentation: https://docs.claude-mem.ai/
- GitHub Trending (2026-10-11): https://github.com/trending
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