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AI/AGI10 min

A2A (Agent-to-Agent) プロトコル: マルチベンダー・エージェント連携の標準化

A2A Protocol 2026: Standardizing Multi-Vendor Agent Interoperability

Misaki HayashiAI Research Analyst
2026-04-2110 min
A2A ProtocolInteroperabilityMulti-AgentStandardsOpen Source

A2A とは何か

A2A (Agent-to-Agent) は、複数のエージェントが互いに「能力カード」を交換し、タスクを依頼し合うための共通プロトコルとして 2025 年後半に整理が始まった仕様である。Anthropic / Google / Microsoft / Cohere など主要プレーヤーが共同で関与し、OpenAPI に近いシンプルなディスクリプタと、JSON-RPC に近い呼び出し規約を持つ。

MCP との違い

  • MCP: ツール・リソース・プロンプトを「人 → エージェント → ツール」で繋ぐためのプロトコル
  • A2A: エージェント同士が「対等な相手」としてタスクを依頼し合うためのプロトコル

両者は補完関係にあり、A2A 経由で呼び出された相手エージェントが、内部で MCP を通じてツールを叩く、というスタックが想定される。

仕様の核

  • AgentCard: 自エージェントの能力・入出力スキーマ・コスト・SLA を JSON で公開
  • Task: 依頼内容と完了条件を JSON-RPC で送る
  • Stream: 進捗・部分結果を Server-Sent Events で受信
  • Trace: 依頼チェーン全体をトレース可能にする ID 設計

実装

```json GET https://agent-a.example.com/.well-known/agent.json { "name": "ContractAnalyzer", "skills": [{ "id": "review-contract", "input_schema": {...}, "output_schema": {...}, "cost_per_call": 0.05, "currency": "USD" }], "auth": {"type": "oauth2"} } ```

何が嬉しいか

  • 複数ベンダー製エージェントを横断的に呼び出せる
  • 価格・SLA が標準化された形で提示される
  • トレースが共通化され、複数組織またぐワークフローでも追跡可能

限界

  • 実装の成熟度はまだ初期段階
  • 認証・課金・データ取り扱いのガバナンスが完全に標準化されていない
  • 複数ベンダー連携の SLA を取りに行くのは事実上難しい

まとめ

A2A は「エージェント同士の標準化」を志向する重要な動きであり、2026 年中盤までに大手フレームワークがどこまで対応するかが見もの。社内ではまず、自社エージェントが A2A 互換 AgentCard を吐ける状態にしておくと、将来の連携選択肢が広がる。

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